【asio.sys (2)】Windows 11 Version 22H2 にアップグレードしたらAI Suite 3が動かなくなった件【22H2】

 Windows 11 Version 22H2にアップグレードしたら、スタートアップ直後からASUSのマザボモニターの AI Suite 3 (Ver. 3.00.13) が次のようなエラーを吐き始めた。マザボはASUS A-370 PRIME。

can't open asio.sys!!(2)

このエラー自体は2015年位から報告されていて、ドライバやWindowsのアップデートの際に度々起こっているらしい。

参考: https://youtu.be/oLx1xusKK9Y

起動時に出てくるファンコントロールのアイコン (下図) は、たしかに見当たらなかった。



TL;DR

エラーを起こしている古いバージョンの AI Suite 3 をアンインストールし、最新版 (Ver. 3.01.10) をインストールした。

ただ、アンインストールするまでがけっこう大変だったので、その手順を残しておく。

手順

基本、ROG (REPUBLIC OF GAMES) のフォーラムに2015年に投稿された手順をもとに、まず古いバージョンのアンインストールを進めた。

1. Windowsのタスクバーの🔍アイコンをクリックし、「service」と入力し、表示される「サービス」を開いた。


2. 「サービス」でASUS関連のサービスを探し、右クリック>プロパティを開き、スタートアップの種類を「無効」にした。この際、サービスの状態を「停止」にしないこと。


3. PCを再起動した。

4. CCleanerの無料版をインストールした。

クリーナー系のソフトを入れることに対して嫌悪感を抱く層が一定数いると思う。特に今30代~40代くらいの世代で、ha○123とかブラクラとか、その他怪しげな宣伝文句の広告を見てきた世代は尚更。CCleanerは、後続のレジストリの消去やAI Suiteを構成するファイルの削除に使うだけなので、自力でレジストリやファイルを削除できる方はわざわざ入れなくてもいい。そうではない方は、一旦信じて入れてほしい。

5. AI Suite 3 を削除した。アンインストールでも修復でもなく、削除した

6. 左側のメニューからクリーナー>スキャンを実行し、スキャンされたレジストリを削除した。

7. スキャンされたレジストリが1件も出なくなるまで手順6を繰り返した。

ここで最後の1件だけがどうしても消えず、筆者は引っかかった。調べてみると、Windows 11 標準の音声認識関連のサービスだったので、一旦無視して先に進んだ。

8. レジストリ エディターを開き、"ASUS"で完全一致検索し、該当エントリを全件削除した。


9. 下記パスにあるファイルを全件削除した。

C:\Program Files\ASUS
C:\Program Files (x86)\ASUS

10. ExplorerでPC内に残っているASUS関連のファイルを検索した。

フォーラムに投稿された情報によれば、手順10で何かしらのファイル ( {2B71D4DB-C2B0-41C1-9F35-611AF7EAF37E} のような無意な文字列) が見つかるらしいのだが、筆者は見つけられなかった。

11. PCを再起動した後、AI Suite 3 の古いバージョンを再インストールしようとしたが、結局「can't open asio.sys!!(2)」のエラーが発生して再インストールできなかった。

12. そこで、再度手順6~10を実行した上で、AI Suite 3 の最新版をダウンロード&インストールした。この過程で、「can't open asio.sys!!(2)」のエラーが表示されたものの、無事インストールできた。

13. PCを再起動した。

雑感

上の作業を実施後、PCも AI Suite 3 も問題なく動いているようなので、正解だったと思っている。正直、A370 PRIMEの環境でAI Suite 3 の最新版を入れることに対する不安はあった。公式サイトでは、このマザボのユーティリティとしてAI Suite 3 の古い版が未だに紹介されており、新しい AI Suite 3 に対応していない可能性があったからだ。

コメント

このブログの人気の投稿

【アズレン】15-4周回編成

BlueStacksが広告のせいで大量に通信するようになった件