BlueStacksが広告のせいで大量に通信するようになった件
tl;dr
BlueStacksの広告機能をONにすると、OFFの時よりも相当多い広告の通信を行うようになる。特に気にしなくていいと思うけど。
経緯
BlueStacksの5.9.xを使ってアズールレーンを遊んでいると、度々激しくカクつくようになったので5.12.xにバージョンアップした。
5.9のリリース (2022/07) から今日に至るまで約1年、度々アズールレーンはアプリの機能改修を行ってきた。古いエミュレータでカクつくようになったとしても、カクつきがエミュレータのバージョンアップで今のところ解決していることも、特に違和感はない。
しかし、その間にBlueStacksは安定的な収入源を得るために広告を表示するようになっていた。2022/12の広告をオフにする方法について記した記事から察するに、バージョン5.10から導入されたようだ。
広告機能をONにするとBlueStacks関連のアクセスが爆発的に増える
cmd: netstatの出力と起動中のプロセスを突合させてBlueStacks関連の通信のみピックアップし、広告機能をONにすることでどれくらいアクセスが増えるか調べてみた。対象は下記2プロセスとした。
- HD-Player.exe
- BlueStacksAppplayerWeb.exe
ます広告オフで起動した状態から。調べてみると、MS、Google、セキュリティ周り等のインフラ系の会社が管理するサーバが多い一方、CloudFlare、Rubicon Project等の広告を管理する会社が管理するサーバとのアクセスも確認された。
確かにBlueStacksはバージョン5.9以前からおすすめのゲームを起動直後やBlueStacks終了時に出すようになっていたので、この時点で広告関連のアクセスがあったとしても不思議ではない。
次に、広告オンにして起動した状態。バージョン5.10以降で広告が出るようになるのはゲームプレイ中なので、BlueStacksを起動しただけでは広告オフで起動したときと変化はないようだ。
最後に、広告オンにして、さらにアズールレーンを起動した状態。広告が出てからnetstatでアクセスを確認した。先述の2パターンで30程度のアクセスだったが、このパターンでは60~90件のアクセスを確認した。広告オフのときに比べて倍以上である。
アクセス元は元々あったMSやGoogleに加えて、Amazonや通信会社、広告会社のサーバが見られた。通信会社や広告会社のサーバの中には、ARINやRIPEといった、地域レジストリサービスが管理するものも含まれているようだ。
ナガアメはWeb広告に詳しくないので、アクセス数の増加やアクセス元の妥当性は判断できない。ただ、BlueStacksはエミュレータの中では(セキュリティ、コンプラ等が)マシな部類とBusiness Insiderに評されているので、おそらくまともな挙動と考えていいのだろう。
コメント
コメントを投稿