【Kenshi】仲間と始める多民族Kenshi国家【その1】

 Lo-Fi Game が制作する「Kenshi」が満足感をもたらしてくれる時間食い虫だったのでこのまま遊ぶことにした。

Steam (概要等こちら参照): https://store.steampowered.com/app/233860/Kenshi/


ナガアメ的お気に入りポイント

  • ソロプレイ
  • オープンワールド
  • ストーリーなし
  • 適度な戦略性 (RTS、ロジ、etc. プレイスタイルによる)
  • 退廃した後の文明的な感じ (多分 Borderlands が好きな人はこの世界もきっと好き)

Which "Game Starts" did you selected? (どの生い立ちで始めた?)

ゲーム開始時に選ぶ「生い立ち」によって難易度 (開始地点や人種、敵対関係等、様々な要素の組み合わせで決まる) が変わる。Wiki で事前調査した上で、何種類かあるうちから「自由を求めて(The Freedom Seekers)」に決めた。唯一ヒト型のキャラクター6体+いくらかの資金・物資で始められるところが決め手だった。

“Fed up with stifled city life and taxes, you gather a band to head out and found your own home base. You have assembled a group of 5 other like-minded people, and you've gathered a good supply of building materials to get started with.” 

(筆者意訳: 税金と規律に束縛された都会暮らしには飽き飽きだ。ともに旅立ち、自分たちの居場所を築くための同志は5人集まった。共同生活を始めるための物資も十分用意した。) 

Playstyle: Real-Time Strategy
Difficulty: Easy / Hard Combination

(筆者意訳: プレイスタイル…RTS。難易度…時と場合による。) 

"Easy / Hard Combination" は直訳すると「低難度と高難度の組み合わせ」だが、実際遊んだ感触を踏まえて「時と場合による」とした。難易度表記は、「配置された場所の資源やサンドバッグになる敵の有無、6人の人種、拠点を建てる場合はその立地によって変化しうる」ということだと筆者は理解している。特に最序盤で何かしら資源を確保できないと、奴隷にでもならない限り資金ショート→飢えの流れで詰むと思われる。


12hくらい遊んだ所感

自前の拠点を用意すること自体がエンドコンテンツ

Kenshi の世界では、安定した資金源や衣食住 (特に食) 、自己防衛できる実力がなければ、自前の拠点を維持することは不可能だ。正当に自前の戦力で追い返すでも、他力本願なセコい手を使うでもよいので衝突したら生き残るために何でもやることが求められる。もし生き残れなければ、パーティのうち何人かは死んでいなくなり、拠点は乗っ取られてしまうだろう。Kenshi において、拠点はゲームの前提ではなく、プレイヤーができることの一つと思われる。

そんな戦力を確保しつつ拠点を建てたが、12hのプレイでは拠点は所望の規模には至っていない。補給に見合わない長い防衛線を張ると大体ろくな事にならないのはわかりきっている。また、城壁のレベルを1つ上げたものの、次のレベルを開放するには非売品 (今の所ヒント未発見、そこら辺まだWiki見てない) が要求されている。先は長いらしい。

ここまで遊んだ中だと、仮拠点を拠点を建てたいエリアの付近の街の中に購入し、周辺の資源や外敵、友好的/敵対的な勢力を実力をつけながら観察し、計画的に本拠点を構えるまでの過程がナガアメ的には面白かった。まだまだ外敵が多く盤石な拠点ではないので、ここからどう動かしてやろうか…とまた考えるのが楽しみだ。

自前の拠点を維持できる実力がないものの一時的に物資を蓄えたり拠点が必要なタスクをこなしたりする必要がある場合、他人の領土を間借りして居場所を作ることになる。それが可能であるということは、最後の最後まで世界を放浪することだってできるということだ。ゲームとして、ストーリーやゴールは提示されていないため、どのようなロールプレイもプレイヤーが望むように楽しめればそれでOK。今紹介している拠点作りも、あくまでゴールや楽しみ方、プロセスの一つと言える。

各勢力との友好/敵対関係のロールプレイがアツい

このゲームには複数の民族や派閥・国家が存在し、それぞれの間に友好/敵対関係が存在する。例えば、反奴隷主義者と奴隷商人は当たり前だが敵対的だ。また、United Cities と Traders Guild という両派閥は同盟関係にある。この変化によって安全に通れていた地域が一転して要注意地域になったり、その逆もありえるので、各要素を攻略するタイミングにも色々と思考が求められる。実際のエピソードを例にすれば、拠点周辺に出没する2つのザコ悪党との関係性が悪化しているため、今まではすれ違うくらいなら戦闘にならない事もあったが、今では確実に戦闘になる。

特に派閥や国家の要人を倒したり誘拐することで、この関係性は劇的に変化し、周辺地域の情勢にも波及する。例えば奴隷商人による人攫いが発生しなくなったり、第三者の民族が漁夫の利を得て勢力圏を拡大したりする。利害関係の「利」にあたる勢力と一発で同盟関係に友好関係が発展することもある。なお、外交ゲーではないので外交用のコマンドが用意されているわけではないようだ。あくまでプレイヤーの振る舞いだけに依存して関係性は変化する。

ナガアメ的にはとにかく最大勢力である Holy Empire が Wiki で見た以上にウザいと感じたので、拠点周辺の敵対を叩きつつ、最終的に Holy Empire を潰しに行くプレイングをしたいなぁと思う。あと、Relation -50 切っちゃったけど、飢えた野盗たちと仲直りしたい。ここ数回の衝突はこちらから一方的にふっかけただけだったけどな。

とはいえ、国家や政権が消滅・転覆したときに (現実世界を見て考えると) 大体劣悪な治安状況に陥ったり貴重品が奪われたりすることがよくある。喜ばしくない例ばかりだが、タリバーン政権下のアフガニスタンやアラブの春以降のリビア、エジプトなどがわかりやすい実例だ。なので、一旦 Holy とは当たり障りなくすすめて貰えるものは貰っておこうと思う。

リッチで重い3D表現が待ち時間と合わさって多少イライラ

待ち時間をリッチに楽しめる工夫がなかったり、数回経験して見飽きたりしてストレスフリーにしたいと思ったら迷わず Mod を入れるようにしている。このゲームの場合、バニラ信者でない限りは Mod を入れて差し支えないと思う。

このゲームを起動すると物理演算エンジンのロゴマークが表示される。このことからもわかるように、Kenshi では物理演算が導入されている。人や物 (地形含む) の影や水面の反射、クロスボウのボルトが飛んでいったり城壁の上で死んだ敵が落ちたりするときの放物線の表現、その他草木や地形の表現に使われていると思われるが、そこそこ重くロードの際の待ち時間を発生させる。それだけでなく、敵にやられた味方プレイヤーを回復させたり、ダメージを追って移動力の落ちた味方の到着を見届けるのにも待ち時間が発生する。これが積み重なると個人的には相当ストレスになってしまい、最終的にゲームのオプションを弄るだけでなく Mod も入れて解決してしまった。

Mod はワークショップ経由で、基本的にワンクリックで導入できる。ただし、ロード順が指定されている Mod もあるため、必ず注意書きをよく読むこと。Mod のロード順はゲーム起動時の画面で変更可能だ。

Wiki にはおすすめが紹介されているので、「一つ便利にしたらあれもこれも気になって便利にしたくなっちゃう」系の人や、Modding 前提の人等はそちらも参照すると幸せになれる。


まとめ

このゲームは現実と同じように、何をやるにも「最初の一歩」を計画的に進めないと破綻する。拠点を築いて定住生活を選ぶのであれば、キャラの育成や物資や供給路の確保等の計画を練ったり、逆にその日暮らしでも生き延びる糸口をアジャイルに探ったりすることが求められるのがこのゲームの面白ポイントだと思う。いずれにしても、全滅の危機に直面したときのスリルはかなり楽しい。

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